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2024/10/07 14:50

もみ殻くん炭は、お米のもみ殻を炭化させたものです。植物の生育を助ける働きをするケイ素を含み、土壌改良材として使われています。
もみ殻くん炭のメリット
①土壌の通気性・排水性・保水性を改善
もみ殻はそのままでも土壌改良材となりますが、炭化させることでもみ殻に無数の穴が開きます。土に混ぜ込むことで、その穴の中に水や空気が通り、通気性・排水性の良い土壌へと改善されます。また、保水性にも優れているため、土壌の水切れを防ぐこともできます。
②酸性の土壌を中和
もみ殻くん炭はアルカリ性なため、酸性に傾いた土壌を中和します。一般的に土壌改良材として使用される苦土石灰と同じ役割をもみ殻くん炭が行い、作物が成長しやすいphの土壌に整えます。
③土壌微生物が増加
通気性や排水性が改善した土は、微生物にも住みやすい環境へと変化します。土が柔らかくなり、微生物が活発に活動をはじめ、より良い土が完成します。

もみ殻くん炭の使い方
■圃場にすき込む
圃場の土全体の1割程度の量がおすすめです。多すぎると土壌がアルカリ性に傾いてしまうため、使用量には注意が必要です。
■苗の周りにまく
苗の周りにくん炭をまくことで、マルチングの代わりになり、土の乾燥を防いだり、雑草の防止になります。
■育苗培土として
培土にくん炭を使用すると苗箱を軽くすることができ、作業効率が良くなります。
■融雪剤として
黒い色が太陽の熱を吸収し、融雪を促します。

もみ殻くん炭 使用時の注意
もみ殻くん炭はアルカリ性なため、土壌がアルカリ性に傾きます。phを調節しながら使用量を調節することが大切です。
